「郵政広報」の企画書だって。

竹中郵政民営化担当相の秘書官の知人が経営する会社に、一億五千万円のチラシ作成を随意契約で発注した、ということで竹中氏が追及されている。その会社が作成した郵政民営化の広報戦略の企画書がサンデー毎日7月10日号に掲載されているそうだが、これがなかなかスゴイ。
郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)」と題された04年12月15日付の企画書には「ターゲット戦略」と題して、郵政民営化をどのようにアピールすべきかを検討するために、構造改革に対して肯定的・否定的を横軸とし、IQ(知能指数)が高いか低いかを縦軸としたマトリックスが設定されているとのこと。縦軸では、低い層を「B層、すなわち、具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層」と定義し、「B層にフォーカスした、徹底したラーニングプロモーションが必要である」と結論づけている。

なんだかナチスの宣伝相(ゲッペルスだったっけ?)が書きそうな企画書だが、出来上がったチラシを見たいものだ。新聞では一億五千万円で折り込みチラシ1500万部の発注と報道されていたが、それもどうよ?
ともあれ、この企画書を書いた奴、自分が「B層」なのわかってるのだろうか?
怒れよ、「B層」。