2008-01-01から1年間の記事一覧

 木枯らしの夜に。

今宵は冷え込みもきつく強い風も吹いています。 それでもわたしは暖かい部屋にいて湯気の立つ飲み物を飲んでいられます。 今夜も寒空の下で凍えながら眠りに就く人々、そしてどこかで涙を流している人々がいることを忘れないでいられる人間でありたい。 今年…

 モサエブはサウナでコーランを詠む。

なにやら憑きものが落ちたような具合だが。例の国籍法改正騒動。 この騒動を通じて露わにされてしまったのは、わたしたちの「他者観」だったのではないか。それは「他者」が自分と同じように生活をし、また同じように悲しみに涙し喜びに宴する存在であると想…

 最終兵器、加藤嘉。

わたくし死期の迫った恋人やいたいけな子供が登場する映画にはどちらかと言えば「けっ!」とか偽悪的なリアクションを取ってしまうのだけど、しょんぼりしたオヤジやジジイが出てくると途端に涙腺がゆるくなる質でして。幼少のみぎりに見た「自転車泥棒」と…

 私たちの在留資格。

日本で生まれ育ち日本語しか話せない子供でも両親が不法滞在者なら国外に追放されて当然、という人々はお母ちゃんのまんこから出てきたとこが偶然日本だったというだけで在留資格を得ているわけですよね。「憲法なんてよく知らないし知るつもりもない」など…

 死ね死ね団が狙ってる、の?

まさか私の友人知人の中には居ないと思いたいが。 18日の衆院本会議で可決された国籍法改正案に対して「売国法案だ!」などと噴き上がる人々でネットは大賑わい。彼らはなぜか好んで「中国の偽装国籍ビジネス組織がホームレスに金を渡して中国人女性の連れ…

 地球の笛吹き。

iPhoneがわたしの手元に来てから数ヶ月。そろそろ飽きてもいい頃だと思われるだろうが、実は一向に飽きる気配もなく、どころかワクワク感がずっと持続している。というのも次から次にリリースされるiPhone用アプリケーションに「その手があったか!」とか「…

 ふるやのもり。

山の散歩をしていて見つけた古い木造校舎で昼寝をした。 小さな体育館の日当たりのいい窓際に置かれた長いすに寝ころんで過ごすどうってことないひとときがこんなにも幸せなのはやっぱりどこか病んでるのかなあ、などと下らない事を考えたりしながらガラス障…

 ハヌマーンでスッキリ。

タイで放映されていたウルトラマンが私たち日本人から見ると「なんか違う...」っていうのは有名な話。根本的にウルトラマンと関係無さそうなキャラクターがウルトラ一家の一員として大活躍するのである。その名も「ハヌマーン」。 感覚がグラグラさせられる…

 掘った芋いじるな。

先日ニュースで映像が流れたのでご存じの方も多いだろうけど。 第二京阪道路建設に伴う土地収用強制代執行に際しての保育園芋畑撤去の話題。わたしはテレビを見ないのでその際の映像は未見だったのだが、ニュースの字面を追った印象だけでは正直言って微妙な…

 属せない人々。2

以前アップしたこのエントリに関して、コメント欄への書き込みやトラックバックだけでなく違う場所でも議論のとっかかりにしていただけたのを拝見した。それらを拝見して自分の記述の曖昧な部分を自覚出来たりあるいは自分とは違う視点に刺激を受けたり出来…

 「泣く間があったら笑わんかい。」

仕事せねばいかんのについ逃避癖が出て撮り貯めた映画を観てしまった。いかんなあ...。 観たのは1964年制作の古いモノクロ映画、「その男ゾルバ」。 いやはや面白かった! 登場人物は亡父の遺産である廃鉱山を再興するためにギリシャの寒村に赴く若い作家と…

 人民価格。

わたしの住む地域はまだ月に一度粗大ゴミ回収の日がある。 その日の前日深夜には換金性のあるものを求めていろんな人々がやってくるのだが、同じく粗大ごみハンティングを趣味とする私も入り交じり時々世間話に花が咲く。 そんな話の中で教わったのが、粗大…

 またも負けたか八連隊。

全国統一学力テストなるものが行われたそうで。その結果わたしの住む大阪の子供達が下から数えた方がはるかに速い成績を取ったことに橋下府知事が噴き上がっているようだ。なんでも「教育非常事態宣言」の発令も辞さずとか。 元教育学徒のひとりとしては「知…

 こんな日には。

陽光の差し込む海の底で永い眠りに就く自分を想像すると少しは穏やかになれるかも知れない。

 属せない人々。

ブロガー同士のトラブルの一端に首を突っ込んでしまったゆえにここんとこずっといろんなひとのいろんな論議や表明や罵倒を見て来たわけだが。 トラブルの中心におられて不愉快な思いをされた、あるいは今もされてる方々には叱られるかもしれないけど、私にと…

 路側帯を急ぐひと。

高速道路の出口付近等で渋滞に巻き込まれた時。 来るぞ来るぞ、て思ってると案の定恥知らずなドライバーが路側帯を走って渋滞の列を追い越してゆく。 以前ならそういう車を見るとひたすら不愉快な気分になっていたのだけど、わたしも歳を取ったのか最近では…

 ブラジル人じゃなかったのね...。

ここんとこネットニュースのヘッドラインにやたら「オグシオ」なる人名が踊っているのを見たわたくし、なんとなくメディアが懲りずに南米あたりの選手を無理矢理アイドルに仕立て上げようと煽ってるのだとばかり思ってました。 「オグシオ」って小椋選手と潮…

 同志諸君!我々の正しさが証明された!

下記の記事に瞠目せよ!Fabulous Mag ::: Diets - Fabulous Body Survey 2008: The Results 我々は「でぶふぇち」だの「変化球打ち」だのといういわれなき誹謗中傷を受けてきたが、我々の主張こそがスタンダードであるということが証明されたのだ!今こそ「…

 水のオルガン。

モテタイ一心でなけなしの小遣いを貯めてアコースティックギターを買ったのは高校生の頃。腕の方はその頃からさして上達していないのが情けない。向上心もセンスも無いわたくし、もはや華麗なるギタープレイ姿でご婦人方を魅了する計画は放棄して久しいけど…

 やっぱり野茂は野茂だった。

野茂英雄が引退する。 以前にも書いたけどわたしはプロ野球というものにほとんど興味がない。にもかかわらずかつてあった近鉄バファローズという球団にはそこはかとない愛着があった(近鉄という会社そのものにはあまり好感を持っていないのだが)。幼少の頃…

 わたくし「Linus」になりました。

DOCOMOの偉いさんがiPhone騒ぎを見て「我が社の端末もプラダ携帯などはiPhoneに遜色ない操作性を持っている。」みたいなことを言ったのを聞いて、日本の携帯屋はやっぱり絶望的に何もわかってないのだなあと。端末の個別機能の問題ではなくてビジョンの問題…

 スタート・ユア・エンジン!

「ジェントルメン、スタート・ユア・エンジンズ!」という有名なフレーズはかのインディ500での闘いの始まりの合図だ(女性ドライバーがエントリしているときは「レディス&ジェントルメン〜」となる)。 インディに比べると随分ショボいけど、キャブレター…

 1984。そして2008。

懐中が心細いわたくし、二年間で最低20万円のランニングコストに見合うほど使い倒せるのかとiPhone購入にはいささか腰が引けてたせいもあり、仮予約していたにもかかわらず「品切れです。」とのショップからの電話にある意味ほっとしていたはずなのに。 「キ…

 スタート・ユア・エンジン!

「ジェントルメン、スタート・ユア・エンジンズ!」という有名なフレーズはかのインディ500での闘いの始まりの合図だ(女性ドライバーがエントリしているときは「レディス&ジェントルメン〜」となる)。 インディに比べると随分ショボいけど、キャブレター…

 「公務員が多すぎる!」か? その2

26日のエントリーに対してのアクセス数が普段の20倍にもあがっていてびっくり。 取り立てて面白いことを書いているわけでもないのになんじゃらほい?と思ったらはてなブックマークにリストされたがゆえだった。 小人ゆえどういうことを言われてるのか気にな…

 「公務員が多すぎる!」か?

秋葉原での事件。 私には昨今の公務員叩きに興ずる人々があの事件の犯人に重なって見えて仕方がない。 自分が這い上がれないのならせめて幸せそうな奴らを引きずりおろして溜飲を下げたい、という蜘蛛の糸にぶら下がる人々。 そんな人々の支持を背景に国も地…

 チベットと釜が粼。

どう違うのだろうか。いくら考えても違うところがわからない。 なのにチベットでの出来事に憤慨しながら釜が粼での出来事を冷笑する人々がいる。 人間扱いされないことに対する抗議という点でチベットと釜が粼ではどう違うんだろうか。

 「善なるクオリア」は誰が決めるのか?

ここんとこメディアの寵児のごとき扱いをされている茂木健一郎という脳科学者に対してなんだか漠然とした警戒心を抱いていた。 「ゲーム脳」の森昭雄のようなインチキ学者とは違うようだし、彼の研究テーマである「クオリア」という概念について自分なりに調…

 甲羅背負ってます。

「お国がやれということはやらんほうがええねん。」という、友人のお父上(鉄工所の大将)よりいただいたアドバイスを割合忠実に守ってきたわたくしではあるが、先日お国がやれと言ったことに従ってみた。 というのも最近警視庁が「バイクに乗るときにはプロ…

 盲点以前の問題でした...。

One Question IQ Testですって。 ↓ここから引用 - ある口の利けない人が歯ブラシを購入しようとしています。 彼は歯を磨くジェスチャーをして、店員にうまく伝えることができたので目的の歯ブラシを買えました。 次に、ある目の見えない人が、自分の目を隠す…