政治的な発言の是非について。

このブログのカテゴリに”ポリティック”というのを作っている。
”ポリティック”などと外来語を使うのは面映ゆいが、”政治”と書くとなにやらポマード臭いオヤジを連想してしまうのでこんな言葉を選んでしまった。

デザイナーは政治的でないといけない。(政治的でないといけない、といってもデザイン業務には行政や企業との根回しが必要だ、てな意味ではない。)
デザインという仕事は人々の暮らしをより良くするためのものだ。
逆に言えば人々の暮らしに影響を与える様々な動きに敏感でなければならないということだ。

海を埋め立てて作るリゾートホテルの設計を依頼されたら?
サラリーローンのVIを頼まれたら?
あるいは兵器をデザインしろと言われたら?

デザインするという行為は、大げさに言えば政治的な選択をしていくという行為でもある。
この世に全くの中立不偏の価値観など存在しない。

わたしは「お前はどっちに付くのか?」ということをいつも自分に問いかけていたい。