半径の小さい人生で全てを語るなよ。
同業者であるいしかわじゅんの著作「漫画の時間」で引用された彼女の文章を読み、ビックリしてしまったことがある。
「私の名前を利用して手軽に”成功”したがる人間が多くて結構うんざりしている。」
「ロックの歌詞には”ダメだダメだダメだ俺はダメな奴だ”という人間失格路線と”薔薇を練り上げて心臓に氷の刃を突き刺す”といった意味不明の耽美路線の二派がある。」「前者がグループで言えば、RCサクセション、ブルーハーツ筋肉少女帯あたり、後者はXとかカブキロックス。」
こういうことを平気で書ける思い上がりと愚かさにである。
彼女の愚かさを示すには非常にくだらない根拠だが、といしかわじゅん自身は言っているが、私には
「自分が漫画で描く複雑な人間の陰得を理解するための素養が漫画を読む層には欠ける。」
「これからは漫画では疎外されてしまう内省的要素は小説として、小説として軽すぎる要素を漫画で描く。」
といった趣旨の発言をしている彼女から出た言葉ゆえに充分よくわかった。
（「ロックの知識が無いこと」を愚かだと言ってるのではない事はわかるよね？）
ここまで愚かならメディアからその内消えるだろう、と思いながらも一向に消えることなく、相方である弘兼憲史と共になぜか「保守」論壇の一角を確実に占めている柴門ふみの最近の発言を「死ぬのはやつらだ」氏のサイトで見つけてしまった。はあ...。
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