値上げしますよ。

わたくし産経新聞社の隠れファンであるのですが、何時いかなる時にでも安倍氏の言動を絶賛してきた同社が今回の辞任をどういう論理で擁護してるのかを楽しみにワクワクしてIZA!を覗いたら。

あれ?「病院の入り方もコソコソ」って。”も”ってなんだよ。
よく見に行かせて貰ってる「黙然日記」では産経の論調を時系列でならべてて産経の手の平を返したような安倍叩きが一目瞭然。あれだけ安倍氏を礼賛し続けていたのに一夜でそんな。

産経のトンデモなさはともかく、安倍政権を支えてきた自公政権およびその支持者に対する批判がいろいろなところで噴出してるわけではあるが、不思議なことに安倍氏を後継者に指名した小泉純一郎への批判があまり聞こえてこないのはなぜだ?国の運営を最低のタイミングで投げ出した男が非難されるならその男を推薦した男も非難されてしかるべきはずなのに。それどころか再登板待望論まで聞こえてくる。

さて小泉純一郎が首相時代にこの国に形の残る何をしたかといえば私には郵政民営化しか思いつかないのだけど、その小泉の置き土産である郵政民営化が今年の10月1日から始まる。
なんだか当時のメディアでは「郵政当局が非効率な親方日の丸経営で赤字を垂れ流して来た故に民営化して効率よく運営して行かなければならない。」みたいな雰囲気が満ちあふれてて、「既得権の上にあぐらをかく公務員」叩きキャンペーンが賑やかだった。また郵政民営化すれば民間の経営合理化のノウハウの導入により効率化されてサービスも改善される、みたいなことを訳知り顔の評論家や企業経営者が解説してくれたはずだ。

実は郵政事業はこのところ赤字を出してなかったことは意外に知られてなかったりするけど、「黒字化が目的でなくても、ダラダラ働いてた公務員がビシッと働くようになり合理的な経営になりサービスも改善されるなら民営化もアリじゃない?」という意見もきっとあると思うし、心情的にはわからないでもない。

では「どういうところが合理化されてどうサービスが改善されるのか?」というのが私には今のところ全然見えないのだけど、とりあえずこう変わることぐらいは知っておいた方がいいと思う。

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