いいんだぜ。
とある人に教えていただいた中島らもの「いいんだぜ」という唄。
中島らもってひと、なんだか斜に構えた印象があってあまり好きじゃなかったんだけど実はなかなか腹の据わった人だったのですね。
いわゆる「差別用語」。
わたしは差別を再生産させる言葉は使うべきではないと思っているが、差別が再生産されるかどうかは言葉そのものにではなく使う人間にあるはずだ。
その言葉にネガティブな意味を込めて使う時とそうじゃないときでは同じ言葉でも違う意味を持つ。わたしは人それぞれが自分で使う言葉を吟味して自分で判断していくべきだと思っているが、いつの間にか放送メディアの作った基準に人々は自分の判断を預けるようになってしまった。「今のはピーやな。」とか「それ放送禁止用語やで。」とか。
何かおかしくはないかい?
私達は思考停止した放送メディアが作る基準に従うのではなくて私達の言葉を取り返すべきだ。
わたしだって片足をくじいたら「びっこをひく」し、何かに動転したら「気が違った」ようになるしそういう言葉を使うこともある。だけどそれは「びっこのくせに」とか「気違いのくせに」などと発言する人間を免罪することではないはずだ。
使うか使わないかはテレビ局が決めるんじゃない。自分の頭で考えなけりゃ。
※こっちのバージョンは例の”ピー”で「めくら」「ちんば」「つんぼ」「かたわ」が消されてる。どう感じるか聞き比べてみてください。