ユーザビリティ雑感・2

仕事でもプライベートでも主に使っているPCはMacなのだが、Windowsのアプリケーション開発をお手伝いする機会が多いので、作成したGUI画面の表示確認やβ版の動作確認などにWindows XPがインストールされたPCを使っている。

Mac OSを使い慣れている身にとってWindowsはつくづくエレガントさに欠けるOSであると感じさせられる。
Micrisoftのサイトでユーザビリティに関する考え方などを読むとユーザー試験の実施などに色々投資していることが述べられてはいるが、本当にユーザー視点を持って試験しているのか疑わしくなるような点が多々見受けられるのだ。
もちろんわたしが初心者に近いユーザーであることも操作に不快を感じる一因ではあるが、今日のOSに習熟が不快を乗り越える条件とするユーザビリティがあっては問題だろう。

Windowsを使っていて特に気になって仕方ないのは、「すべてはい」というボタンが出てくるダイアログだ。「すべて」というからには複数の選択項目があるはずなのだが、わたしが使っていて「すべてはい」が出てくるダイアログで選択項目が複数であった試しがない。
たとえば下の例で言えば1ファイルの上書きという動作に対しては「はい」と「いいえ」しか選択肢はないように思えるのだが。
はたまた「いいえ」と「すべていいえ」と「キャンセル」の違いはいったい何なんだ?
それともわたしが無知なだけでWindowsユーザーにはそれぞれの違いがわかるのだろうか。