ニコンまでが...。

体調は相変わらずぱっとしない。これはいわゆる不定愁訴という状態か?
体調がすっきりしない上に日本を動かしているのはバカばかりで気分まですっきりしない。こんな不祥事だらけの政権になんで支持率が40%とかあるのだ?

と腹を立ててばかりいても仕方ないので美しいものでもいぢくって気分を直そう。
そういう時にはわたしはギターやらカメラやら刃物をやおら取り出して眺めたりするのだが、特に銀塩カメラは安物ばかりだけどいつの間にか80台くらい集まってしまっている。カメラは写すのも好きなのだが、なんと言ってもシャッターを空打ちしたりして金属のメカが中で動いているのを感じるのが大好きなのだ。

そんなカメラメカファンにショックを与えたのがニコン銀塩カメラ事業からの撤退だ。コニカミノルタがカメラから手を引くと発表した時も結構衝撃的だったのだが、コニカミノルタのカメラ事業は昨今不振が続いているのを知っていたのでまだしも納得出来た。でも銀塩カメラの覇者、あのニコン様(by赤瀬川原平)までがこんなに早く銀塩カメラを見捨てるとは思わなかった。
私たちは1826年にダゲレオ・タイプのカメラから始まった一つの巨大な技術体系の終焉に立ち会っているのだ。

銀塩カメラへのレクイエムというわけではないけど、いくつか個人的に美しいデザインだと感じる銀塩カメラを紹介していこうと思う。