近寄ってはイケナイ車の法則。

仕事帰りに深夜スーパーにコーヒーの粉を買いに立ち寄った。
車を駐車場の空きスペースに止めようとしていたら片側のドアミラーをたたんだまま出ていった車があったのだが、その車のボディはあちこち擦り傷やへこみだらけだった。こういう車の隣に止めたり近くを走ったりすることは避けた方が無難である。

免許を取り路上を走るようになって20年以上になるが、経験上近寄ってはイケナイ車には見かけ上の何がしかの傾向があると思えるようになった。(この場合の近寄ってはイケナイ車というのは自分以外の車が存在しないかのような運転をする車のことをいう。)「あっ、この車ヤバそう。」と思うと結構当たる。

・近寄ってはいけない車の法則その1
帽子を被ったまま運転しているドライバーの車。(但し中年以上に限る。)
特に野球帽と登山帽があぶない。なぜだ?

・近寄ってはいけない車の法則その2
ヘンな色のセダン。いろいろな色の車があるのになぜあえてその色を?というセダンはえてして指示器を出さずに突然車線変更したりする。ハッチバックやクーペにもその傾向はあるが、近寄ってはイケナイ率はセダンよりはかなり低い。

・近寄ってはいけない車の法則その3
エスティマとデリカスターワゴン。なぜかこの両車はノロノロ走ってたかと思うといきなりスピードアップしたりする率が高い。

・近寄ってはいけない車の法則その4
リアトレーに二ヶ以上のラブリーなぬいぐるみが後ろ向きで設置されている車。運転までラブリーだ。

随分以前だが、併走してる車をふと見るとドアミラーがもぎ取れていた。車体もまんべんなくボコボコである。ドライバーはと見ると結構な老人で、視線は脇見もふらずまっすぐ前を向いたままだ。こりゃヤバイと距離をあけて観察していると堂々と車線をまたいで蛇行しており、他の車があわてたように次々飛び退いていく。

運転免許制度ってなに?

ついでにもう一つ。
わたしの義弟が交差点で右折待ちしていたら突然前の車が意味もなくバックしてきてぶつかった。怒った義弟が車から降りてバックしてきた車の運転席を覗くとこれまたヨボヨボの老人が。
その老人が義弟に発した言葉が、
「すんまへん、わたし目がよう見えへんし耳も遠いんですわ、かんにんしとくなはれ。」