あり得るタミフル。

CDを一枚聴いている間に4人近くの人々がどこかで自殺している糞ったれなこの国で今日も生き延びていますか?

ここ最近のインフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る動きが非常にウサンくさい。
厚生省はこれまで「インフルエンザ罹患者が異常行動に出る率はタミフル使用者と未使用者では統計的有意差がない。ゆえにタミフルの使用と異常行動に因果関係は無い。」と主張してきた。(そうならこれまでインフルエンザが流行るたびに飛び降りなどの異常行動が話題にならなければおかしいのだが。)

ところがいつものパターンなら頑として製薬会社の利益を守る方に立つはずの厚生省がここにきて妙に弱腰だ。タミフル服用者の異常行動が立て続けに報道され、流石にマズイと思ったのか「服用の際は気をつけるように。」との通達を出したのにも関わらず「でも因果関係は認められない。」などと支離滅裂な対応をしてるので「因果関係は無いけど気をつけろって、なんやねんそれ。」と見え透き加減にウンザリしていたら、21日になって突然「研究班の調査結果を再度精査する。」と言いだし、その上薬品会社から巨額の寄付を受け取っていた研究者を研究メンバーから外すとも言い出した。

なんだかおかしい。これまで何度薬害を起こそうとも頑として自らの責任を認めてこなかった厚生省がこんなに早く、それもそれほど大きくなったとも言えない市民の声に対応するなんて。誰がどう見てもタミフル服用と異常行動の因果関係を示しているとしか受け取れない資料を前にしてさえ否定してきたのに。(資料:The Informed Prescriber発行の「正い治療と薬の情報」06年11月号[※PDFファイル])

と思っていたらこんなことを書いている方がいた。

タミフル狂騒

どこの誰とも判らぬこの人の書いていることが本当かどうかは確かめようがないし、わたしも鵜呑みにするつもりはない。ただ、「あり得るよなあ...。」って思わされてしまうこの国のあり方がひたすら腹立たしい。

あり得るよなあ...。