「わたしはあんたとセックスしたい。」
って思わせぶりなお題ですが。いや、今夜行ったライブでセーラー服姿でフェンダートルネードを弾きまくる女の子がシャウトしてたのです。
今夜のガガガSP＆ミドリ＆キングブラザーズのジョイントライブ参戦はさすがに「俺ってこんな大人のまま年老いていってええんやろか？」という自省の念が頭をよぎってしまった。だって観客はほぼ全員私に子どもがいたら今頃そうであろう年頃の子たち。行く前から観客の平均年齢はかなり低いであろうことは予想できたけど、まさかほぼ1対200くらいの比率で孤立しようとは。（当日のキャパが400人くらいでなぜかおじいちゃんがひとり混じってた。モッシュでモミクチャになるステージ前に居たけど大丈夫だったのだろうか？）
という訳でアパッチに囲まれた騎兵隊どころではない心細さで臨んだライブ。
ものすごい下品な語りで登場してきたミドリのステージは相変わらず刺激的に格好良い。途中で弦が切れても音数が変わらない凄腕のベーシストが加わってから彼らの音は飛躍的に分厚くなった。「お前らどうせ僕らのことすぐ忘れて次のバンドに乗り換えんねんやろ！！」と叫ぶボーカルの後藤まり子。彼女はいつだって音楽が消費財になってしまっていることに苛立ちを隠さない数少ないミュージシャンのひとりだ。
ガガガSPも初めて聴いて観たんだけど大層面白かった。
やってる曲はやけにストレートな青春賛歌で好みではなかったけど、ボーカルのコザック前田はものすごくクレバーな人物でそのクサい楽曲の足下をすくうようなことを曲の合間にさらっと言い放つ。それがやたら面白くて。盛り上がってる曲の最中にバーカウンターに飛び乗って客を煽ったあげく「これはロックな行動と違います〜。最初から飛び乗ることになってて、予定調和です〜。」
そしてキングブラザーズは。
すんません、つまらなかったので途中で帰っちゃいました。
余談ですが。
わたしは女性から「わたしはあんたとセックスしたい。」って言われたらそれが好みのタイプの人でなくともすごく嬉しいけど、「女性の方からそんなこと言われたら萎える。」っていう男も中にはいるみたいでそれがすごく不思議。なんで？
