天王寺には裸電球がよく似合う。

週末は毎年大阪は天王寺公園で開催されるタイ・フェスティバルに行って辛い&臭いモノをたらふく食って参りました。

タイ・フェスティバルとは「日本人にタイのことをもっとよく知って貰おう。」という主旨でタイ王国大使館が毎年開催してるお祭りなんだけど、その地域のタイ料理屋さんが全部集まってるんじゃないかという勢いでタイ料理の屋台が並び、舞台ではムエタイのデモンストレーションやタイ映画の上映、あるいははるばるタイからやってきたポップスターが歌ったりの色々な催しが行われる。お客さんたちもタイ人の方が多いんじゃないかというぐらい。会場一帯に八角と香菜とナンプラーと炭火の匂いが漂っていてなんとも言えず心が躍ってくる。アジアのどこかの都市の夜市を歩いたことのある人にはなんだかワクワクするような匂いに感じるはず。

いや〜、本当に楽しいですよ!
舞台ではタイの歌手がシンセの「スポポポ〜ン!」という合いの手でチェンマイの恋を歌い、ムエタイ選手がワイクーを捧げる。
故郷のポップスターに遠く離れた異国で会えることに大感激するタイの人々と一緒に嬌声をあげるもよし。
「辛いのと辛くないの、どっち?」って屋台のオバサンに聞かれてドキドキしながら「うんと辛いの!」って応えるもよし。

もし行かれることがあるなら断然日没前後頃からをオススメする。白熱灯がともりタイ式ソーセージやアヒルを焼く煙が立ちこめる中を屋台を冷やかしながら歩くと、まるで日本じゃないどこかのナイトマーケットをそぞろ歩いているような気分になれる。そして8時の閉幕が近づくにつれて屋台の料理もどんどん値下がりしていくのです。

天王寺以外でも毎年東京や名古屋など数カ所で開催されるけど、今年は次の10月20日(土)と21日(日)、大阪の堺市でファイナル。入場は無料なんでお近くの方はぜひどうぞ!タイへの往復航空券が当たる抽選会もありますよ。

(写真はタイ式笠こ地蔵。両手で挟んだお賽銭の1000円札が「ちょーだい」してるみたいでなんだか可笑しかった。背景は日泰混合の観客がノリノリでライブを楽しんでるところ。)