今年も文句ジジイ。

新しい年が明けました。

といっても独り暮らしの身、年末年始を妹宅で過ごす母を送った後はあらためてすることもなく昨日と同じ日。レストアのために外した古いバイクのパーツをグリスまみれになって組み上げるのと休み明けに渡す仕事をこなすくらいしか今のところ予定は無しです。

昨年は、というよりここ数年、身の回りやメディア等を通して見るこの国の人々は煮詰まってしまった閉塞感を少しでも晴らすべくなんだか「敵」探しに奔走して来たような気がします。「敵」は「怠惰な公務員」だったり「無規律な若者」だったり「無責任な親たち」だったり。

「この国の”閉塞感”や”不公平感”は私のせいじゃない、奴らのせいだ。」って思いたい気持ちはすごくよく判る。自分は真面目に働いてるのに一向に報われず、一方世襲だったり投機だったりのなんだか濡れ手に粟のように得た金で贅沢してる連中がいる、っていう感覚と、そしてそうやって楽して儲けてる連中が好き放題モノを言ってるのに「私」にはモノを言える先が無い、っていう閉塞感はわたしにもすごくある。

でもこの閉塞した状況を生みだした原因は、そういう状況を変えることの出来る手段を不十分ながらも持っているにもかかわらずそれを行使してこなかったわたしたち自身の中にある、ということを今年もしつこくブツブツ呟いていこうって思っています。少しは文句付けようよ、って。