フォーエバー・ヤング。
平均年齢80歳の合唱団「ヤング・アット・ハート」。
なんでも元々はごく普通にスタンダードナンバーを唄って楽しむ合唱団だったらしいのだけど、ある時思いつきでパンクロックを歌ってみたらあまりに気持ちよくて、以来パンクロックやハードロックを歌いまくる合唱団と化してしまったのだとか。
以前エントリーに書いた「The Zimmers」も面白かったけど、さらにアクティブなジジババ達がクラッシュやトーキングヘッヅのナンバーをシャウトしてる絵面は愉快きわまりない。
もっとも年齢が年齢だけに仲間達が次々亡くなっていったりで、Staying Aliveなど唄われるとなんだかやけにリアルに聞こえてしまうのだけど。このじいさんなんか酸素吸入しながら唄ってるし(またこのじいさんの唄うColdplayのFix Youがすごくいいのだ) 。
YouTubeに彼らが歌ってる様子が沢山アップされているので是非。中でも私が胸を衝かれたのが慰問のために刑務所の囚人達の前で歌ってるシーン。亡くなった合唱団のメンバーを悼みつつFOREVER YOUNG!と高らかに歌い上げる彼ら老人達と若い囚人達のコントラストがなんとも言えない。これまでに色々な事がありながら晩年を迎えているであろう老人達は道を踏み外してしまった若者達にかつての自分の姿を見てるかのようだ。塀の中の人間と外にいる人間との違いは幸運の有る無しのわずかな違いにしか過ぎないと思いもする。