反正月映画。

大勢の人が一斉に同じことをする、ということになぜか恐怖感を感じる。前世で強制収容所にでもぶち込まれていたのだろうか。
であるから歳時記的行事が苦手だ。特に年末年始はクリスマスや正月など、幸せな顔を強制されるがごとき行事が続くので意味もなく腹が立つ。
ここは一発ささやかなレジスタンスや!となるべく正月に相応しくない映画を鑑賞することにした。
ハンバーガー・ヒル」と「25th Hour」。

ハンバーガー・ヒル」はともかく「25th Hour」は大変面白かった。
スパイク・リーのニューヨークへの愛憎がそこかしこに噴き出すように描かれていて、絶望的な内容にもかかわらずなんだか心が揺さぶられる。
スパイク・リーの映画はスタイリッシュなだけで内容は知れてるに違いない、となぜか勝手に決めつけて敬遠していたのだが、全く勘違いしていた。スミマセン。
「25th」、いい映画です。