瓢箪アンプで酔拳ギター。

実は自宅には瓢箪がたくさんある。
なんでも貰う私の母が知人にいただいてきたのを譲り受けた。
瓢箪がくびれていなければならない理由が瓢箪の気持ちになってみてもさっぱり想像できないのだけど、瓢箪の剽げた風合いが好きなのだ。早速貰った瓢箪にスピーカーを仕込みラジオなどにつないでひなびた音を楽しんでいた。
いただいた瓢箪はまだ沢山あるので他にも何か造りたいなあ、と色々考えていたら、アンプを仕込めば酔拳使いのギタリストになれるかも、とくだらないネタを思いついた。腰に付けた瓢箪からとんでもないヘタクソな音を出しながら登場し、観客から非難されるとやおら瓢箪に入ってる酒をあおって酔っぱらうや否やガゼン流麗なギタリストに変身する(もちろん上体はユラユラ揺れている)という寸法なんだが、酒が呑めない上に流麗な演奏も出来ない私には無理なネタだった。

まあネタはともかく瓢箪に乾電池アンプを内蔵してギターアンプにするというのは面白そうだ。
以前とあるサイトで話題になっていた「百均スモーキーアンプ」なら格安で瓢箪が歪み系コンパクトギターアンプに変身だ!
「スモーキーアンプ」というのはアメリカ製のタバコの箱くらいのギターアンプなのだが、小さいくせにご機嫌な歪みがかかると言うことに加え実際にタバコの箱に仕込まれて見た目がファンキーなせいか結構な人気商品なのだ。だがチャチな構造のわりに高価なのがシャクにさわる。
そこで出てきたのが「百均スモーキーアンプ」、百均で売っている増音用アンプ(耳の遠い人向けかな?)を2ヶ連結するとなんと出てくる音はスモーキーアンプの如き爆音歪み系!という、貧乏ギタリストの福音になりそうな裏技で、試しにわたしも買って来てギターにつないでみたが確かになかなかイケル。またサイズも小さいのでバラせば瓢箪に仕込めそうだ。

ただ2ヶの百均アンプを基板の状態にバラして直結しスイッチやボリュームを活かしつつ瓢箪に仕込む、という技術が私に無いのが難点なのだが。
とりあえず雰囲気はこんな感じ。↓


追記:
ザ・ひょうたんフィルハーモニックという、瓢箪から造った楽器で音楽をやってらっしゃる人たちがいる。脳天気な見た目と完成度の高い音楽とのギャップが愉しい。