ちょっと反省。

当方不惑をはるかに超え、最近は周囲の人々に認知症の疑いを抱かせる行動の数々。
(先日も車のパワーウィンドウのスイッチを押してるつもりでシートベルトのラッチを一生懸命押していた。)

そんな酸いも甘いも噛み分けた年齢のはずなのに、蕎麦打ちもせずログハウスを建てもせず。渋いジャズやブルーズを愛好するわけでもなく、はたまたセラーのあるビストロでワインを傾けもせず北欧製ワゴン車を転がすわけでもなく。

では何をしてるのかというとパンクスのライブ観戦者だったり初期衝動系のバンドのメンバーであったりするのだが、先日のクアトロライブ観戦で「流石にこれは結構ヤバイのでは?」と。というのも観戦者の中でダントツのオッサンだったのだ。殆どが10代後半〜20代前半の中でアパッチに取り囲まれた騎兵隊の如き存在。その前の「三社」というユニットのライブもメンバーと私とで会場の平均年齢を大幅に押し上げていたような気がする。定期観戦状態の遠藤ミチロウ来阪ライブも客層はほぼアパッチどもだ。

それでなにゆえ反省かというと。

そういうライブでまれに見かける同世代を観察してると、なにやら痛々しく見えるのだ。「回春」とか「悪あがき」とかいう赤ヒゲ薬局系の単語が頭に浮かぶ。思わず「なんだかこういうとこで見るオッサンって痛々しいよね。」と同行者に感想を漏らすと、もちろん返ってくる言葉は「あなたも同類。」。
そう、自分は若いもんのエキスを吸いに来た回春オヤジじゃない!と思ってても、きっと周囲の目は「オッサン」のひとくくりなのだ。人ごとのように言うのはやめておこう。
でもパンクスのライブに行くのはやめないよ。