ハーモニカでビートルズを吹いたら逮捕。

えーと、ハーモニカの得意なスナックのマスターが著作権使用料を支払わずにビートルズの曲をお客さんの前で吹いていたと。それで日本音楽著作権協会(JASRAC)から警告を受けていたにもかかわらず吹き続けていたのでJASRACの告発により逮捕されたと。あの世のジョン・レノンにぜひとも聞かせたいニュースだ。

またこんなことも。
銀河のほとり 有馬の日記

その他にも見せしめとしか思えない彼らの過去にさかのぼる著作権使用料の請求のせいで沢山のジャズ喫茶やライブハウスが困窮に陥ってる

JASRAC、どこかが狂っているとしか思えない。
「人々にとってかけがえのない音楽文化の普及・発展に尽くしてまいります。」
とはJASRACのサイトトップに記載されている文言なのだけど、やってることは「音楽文化の普及を阻止」そのものだよね。

それに対してミュージシャンなどの直接の著作権保持者側から殆どなんの主張も見られないのも情けない限り。いつも思うのだけど、ロックやらパンクやらラップやってる奴らの多くは「反体制・脱体制」みたいなこと歌ってるくせに自分たちに生活とステイタスを与えてくれている音楽産業に無批判なのはなぜ?

ホントの「パンクス」ってこういうひとたちのことを言うのと違うのかな?
「補償金もDRMも必要ない」——音楽家 平沢進氏の提言
ローレンス・レッシグ:OSCON2002基調講演<フリーカルチャー>(日本語テキスト版)
ローレンス・レッシグ:OSCON2002基調講演<フリーカルチャー>(日本語字幕付きFlash版)

JASRACの抱えている問題をもっと知りたい方は「JASRACを考える」JASRAC評議員玉木宏樹氏のサイトをご参考に。

追記:
私は音楽の商業利用に著作権使用料を支払うのは当然だと思っている。JASRACが公正なやり方で運営されているならば、だけど。JASRACは参議院選に落選した小野清子(元オリンピック選手。なんでJASRAC?)を腰掛け理事長に就任させて年間約3700万円の役員報酬を与え、再度の参議院選に出馬するために任期を一年以上残して退任した彼女に1000万円近い退職金を支払った。(この小野清子という人物は自宅の家事手伝いを秘書として登録し秘書給与を受け取っていたりもした。)
集めた著作権使用料がこんなことに使われてなければ、の話。