”正調”河内音頭なんて無いのだよ。

いわゆる”正調”の民謡を聴いたことがある。
かつてバイク旅の途上に泊まったある宿場町でのことだけど、その夜は地元の人々だけで昔ながらのやり方で盆踊りが催されていると聞いて出かけたのだ。現在普及しているものとはかなり違って聞こえるゆっくりしたテンポの生の歌声が篝火だけの明かりの中に流れ、ほの暗い中で顔も定かでない人々が踊りの輪を描く光景は江戸時代から残されている古い町並みにとけ込んで、それはそれは風情があった。

で周囲の状況も相まって”正調”の民謡にすっかり感動したわけだが、だからといってわたしはそれが「本流」だとか「ホンモノ」だなどとは思わないし、現代風にアレンジされた方を「俗っぽくてダメ」とも思わない。しかしながら何事にも”正調”にこだわる人というのはいるもので、Dailybullshitの北丸さんのところで知った話題。

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